上記では、電子ブックの一部をご紹介しております。
カタログ発行日:2014/10/10
プレス抜きに耐えるプラスチック板です。 〇パンチング加工〇パンチング加工用薄物プラスチック板
〇熱硬化性樹脂積層板
〇パンチングの温度
〇パンチング加工性
〇用途
〇ラインナップ
〇一般特性(試料厚み:1.6mm)
〇その他のパンチング用材料
関連情報
パンチング加工用FRP板 ※スイッチやモーターの絶縁板等に最適!
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〇特長
代表的な品番である薄物の紙基材フェノール樹脂積層板、PS-1131の特長は下記の通りです。
☆厚さ1mmの試験片の曲げ強度は140メガパスカルです。(JIS K 6911)
☆材料1mmあたりの絶縁耐力は10,000ボルトです。(JIS K 6911)
☆耐熱温度は120℃です。
☆油、溶剤、酸など、耐薬品性に優れます。
☆打ち抜き加工性に優れます。
このほか、エポキシ樹脂をベースにした板は、さらに耐熱性に優れ、あるいは、布を基材にした板は、耐衝撃性に優れるなど、様々な特長があり、用途に応じてお選びいただけます。
〇パンチングの温度
熱硬化性樹脂積層板(薄板)にパンチング加工を施す際は、これに熱を加え柔らかくしてから行います。この加熱温度は製品ごとに異なりますので利昌工業ではおおむね下記のように分類してご案内しております。
ホットパンチ … 100℃前後
セミコールドパンチ … 60℃~90℃
コールドパンチ … 常温(25℃前後)
〇パンチング加工性
外形や貫通穴など、工業用途の部品であれば、大概の形状をパンチング加工で得ることができます。
熱硬化性樹脂積層板
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熱硬化性樹脂(フェノール樹脂、エポキシ樹脂)をベースにしたプラスチック板です。
これらの樹脂を、紙や綿布、あるいはガラス布に含浸させたものを重ねて、高温をかけながら高圧でプレスして作りますので「熱硬化性樹脂積層板」(JIS K 6912)と呼ばれます。
ベースとなる樹脂が持つ電気絶縁性や耐薬品性に加え、紙や布などが補強材となりますので、機械的強度にも優れます。
積層板は、様々な形状に切削あるいは打ち抜き加工され、絶縁板や機械部品となります。
新素材として注目! 紙基材フェノール樹脂積層板(厚板)
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『紙基材フェノール樹脂積層板』は安価かつ高性能を両立するFRP。
熱硬化性樹脂である「フェノール樹脂」を含ませた紙を幾重にも重ね、
高温をかけながら高圧プレスをして製作します。
ガラス繊維や炭素繊維、あるいは化学繊維で強化されたFRPよりも安価で、
3mm厚、25×60mmの試験片の曲げ強度は、98メガパスカル以上もあります。
耐熱性は130℃、絶縁性能は1.0mmあたり44,000ボルト、溶剤や油に強く、切削加工性に優れます。
さまざまな形状に加工できますので、用途によっては、
これまで使用していた高価な材料と替えることでコストダウンが実現します。
※詳しくはカタログをダウンロード、もしくはお問い合わせください。
ガラス布基材エポキシ樹脂積層板
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ガラス布基材エポキシ樹脂積層板は、ガラス布にエポキシ樹脂を含浸させた基材(プリプレグといいます)を所定の枚数に重ね、これに高温をかけながら高圧でプレスして作る、ガラス繊維強化プラスチック(GFRP:Glass Fiber Reinforced Plastic)です。
【特長】
〇機械的強度に優れ、厚さ1mmの試験片の曲げ強度は450メガパスカル、引張強度は350メガパスカルです。(JIS K 6911)
〇耐熱温度は130℃。180℃×2時間の熱処理後でも、強度や寸法に大きな変化が生じません。
〇電気絶縁性に優れ、材料1mmあたりの絶縁耐力は、28,000ボルトです。(JIS K 6911)
〇経年劣化による変色や寸法変化が、きわめて少ないプラスチックです。
〇油、溶剤、酸、アルカリなど耐薬品性に優れます
【サイズ】
〇厚みは品種により異なります。
〇表面研磨をすることで、厚み精度のご要望にお応えします。
〇定尺は1000×1000mmが基本ですが、品種により1200mm、1500mm、2000mmといった長尺にも対応できます。
〇ご希望のサイズにカットしてお納めすることも可。
お問い合わせ
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利昌工業株式会社