株式会社吉田SKT

フッ素コーティングの耐熱温度は?種類で異なる耐熱性まで解説

UPDATE   最終更新日: 2024-11-18 08:06:44.0
フッ素樹脂コーティングの耐熱性について解説します。

フッ素コーティングと一言でいってもさまざまな種類があります。

代表的なものは、PTFE、FEP、PFA、ETFEなどです。

実際は使用用途よって、耐熱温度は異なるところがありますが、
フッ素樹脂には連続使用温度が決められています。

■連続使用温度
 PTFE 260℃
 FEP 200℃
 PFA 260℃
 ETFE 150℃

例えば、防食コーティングとして使用する場合、実用範囲での耐熱性は、
もっと低い温度になります。

また、摩擦が生じる用途など物理的な接触を考慮する場合も考慮が必要です。

フッ素コーティング(フッ素樹脂コーティング)は、
非粘着性、低摩擦性、耐薬品性、電気特性、耐候性など
さまざまな特性をあわせもっており、それぞれの用途に応じて種類、膜厚などの
検討も必要です。

※詳しくは”PDFダウンロード”をクリックいただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。

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基本情報

■フッ素樹脂(PTFE)が耐熱性/耐寒性に優れる理由
PTFEの分子構造はC-C結合のまわりをフッ素原子(F)が隙間なく取り囲んだ
構造になっています。
C-C結合やC-F結合が、高温下において結合が切れること=「PTFEの劣化」の
一つです。
C-C結合が、フッ素原子(F)に覆われ守られていることで結合が切れにくい
こと。PTFE分子内のC-F結合力は他の原子間結合力に比べて非常に大きいです。
また、C-F結合の結合エネルギーが大きいことも、耐熱性・耐寒性優れる理由
の一つになります。

■フッ素樹脂の耐熱性/耐寒性を利用してできること
フッ素樹脂コーティングの場合、
例えば焼き菓子の型は、焼きあがったものが型にくっついてしまうのを防ぐ
ためにコーティングによる非粘着性を利用します。さらに、耐熱性も兼ね備
えているため、オーブンで焼かれるという用途でも安心して使用できます。
また、ご家庭で使われるアイロンの熱板ではフッ素樹脂コーティングするこ
とで滑りの良さと熱に強い性質(耐熱性)が活用されています。

※詳しくは”PDFダウンロード”をクリック!

価格情報
納期 お問い合わせください
型番・ブランド名 テフロンコーティング
用途/実績例 フッ素樹脂コーティングは
【非粘着性】
【撥水・撥油性】
【耐熱性・耐寒性】
【低摩擦性】
【耐薬品性】
【電気特性】
などの優れた特性を備えた機能性コーティングです。

■吉田SKTは1963年(昭和38年)よりフッ素樹脂コーティングを行なってまい
 りました。

1968年(昭和43年)米国デュポン社とライセンス契約を締結。工業向けふっ素
樹脂コーティングのなかでも、「テフロン(TM)コーティング」と名のつく加
工が許されているのは、米国ケマーズ社(旧デュポン社)の認定を得た加工メ
ーカーだけです。吉田SKTではお客さまの目的に合わせて、ふっ素樹脂の特性を
最大限に生かすコーティングをご提供します。

■1個から量産まで柔軟に対応します■
量産品はもちろん、たとえば工場にひとつしかない機械のいち部品であっても、
用途や使用環境に合わせた加工をご提案いたします。

■細かな精密品から大型タンクまで施工できます■
最先端の分野で活躍する精密部品から、深さ6mのタンクまで、
さまざまなモノに自社設備で加工できます。

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