最終更新日:
2023-07-20 08:47:09.0
Q:K熱電対の不可避誤差(ショートレンジオーダリング:SRO)についての質問に回答します!
K熱電対を250℃~550℃近傍で、ある程度の時間使用したのちに温度検査・校正を行うと、
プラス側に誤差が大きく出ることがある、この原因と対策は?
A:
K熱電対を約250℃~550℃の温度範囲に曝すと、
曝された部分の熱起電力が徐々に上昇し、挿入長さを変化させることにより
実際の温度より数℃高く指示する現象で、約650℃以上になると元の状態に回復する。
この温度範囲は文献によりやや異なる。実際の使用深さと、
校正時の挿入深さが異なることで顕著に現れる。
挿入長さを短く変化させなければ、大きな変化は現れない。
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