仕切板をマイクロセパレータの取付けボルトを利用し、設置しました
今回は、油圧作動油の清浄化により、旋盤加工の工程能力指数:Cp値が
飛躍的に向上したとの報告があったので紹介いたします。
単能盤は棒材を回転させて外形を削る単軸自動旋盤で、規定の長さに
加工された棒材を自動的にチャッキングし、 外形の粗削りを行なったのち
仕上げ削りを行ないます。
油圧作動油の清浄度はNAS等級で“級外”であり、設備のCp値は0.65
(推定不良率:22%) で、加工品の手直しを要する状態でした。
仕切板をマイクロセパレータの取付けボルトを利用し設置。ポンプからの
ドレンも油のリターン側に戻るように改造しました。
結果、3ヶ月後油圧作動油の清浄度はNAS等級で9級となり設備のCp値は0.96
まで向上。9ヶ月後は、8級となり設備のCp値は1.33まで向上しています。
【事例概要】
■ユーザー:X部品メーカー
■マシン:単軸自動旋盤(転造下径加工)
■タンク:60L
■採用製品:MSR-200型 2台
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