ティー・エイ・インスツルメント・ジャパン株式会社

(TAInstruments)

【分析事例】等温熱量測定装置 TAMによる細胞代謝と薬効の評価

UPDATE   最終更新日: 2024-04-16 14:27:16.0
分析のスペシャリストによる細胞関連の分析事例のご紹介です。今回は細胞を用いた評価に有用な熱分析装置の測定事例をご紹介します。

TA Instruments が提供可能な測定実績

☆熱分析/ガラス転移・結晶化・熱分解重量・硬化反応・膨張率・熱伝導率・収縮率・水分の影響 etc.

☆粘弾性測定(レオロジー・レオメーター)/粘弾性・弾性率・粘度・応力緩和・クリープ・マスターカーブ・残留歪・分子量・分子量分布etc.

☆微小熱量測定(カロリーメーター)/分子間相互作用・結晶化・非晶性・凝集/沈殿・分散性・溶解性・相溶性・ぬれ性・安定性・吸着性etc.

☆疲労試験/引張強度・温度依存性・粘弾性・弾性率・粘度・応力緩和・クリープ・マスターカーブ・残留歪etc.

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基本情報

今回TA Instrumentsがご紹介するのは「TAM」と呼ばれる等温熱量測定装置 です。本記事では、細胞培養に関連する分析事例として、腫瘍細胞の代謝計測による抗がん剤の薬効評価事例をご紹介していきます。

◆腫瘍細胞の代謝計測による抗がん剤の薬効評価
ヒートフロー(単位時間当たりの熱量変化)は、細胞の代謝がより活発なほどより高い値を示します。抗がん剤濃度が高くなるに伴い、長時間経過のヒートフロー値は低くなっており、腫瘍細胞の代謝が低下していることが分かります。
 測定結果から用量-反応曲線を作成することもでき、TAMは迅速なバイオアッセイ手法として使うことができる装置です。

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用途/実績例 バイオ燃料の特性評価や好適化に対して、信頼性が高く有意義な結果を提供する優れた機能が搭載されています。
温度スキャン(DSC)モードでは、ワックス出現温度(WAT)がはっきりと可視化され、等温モードでは燃料生成工程における触媒反応の反応速度を経時的に観察できます。
分析装置、熱量測定装置の中でもTAMは液体、固体、結晶、高分子、燃料、食品、電池などさまざまな製品の評価が可能です。
【特徴】
■応答性の高い温度制御で、4~150 ℃の範囲で制御可能
■長期間に渡る実験においても、正確で安定したヒートフロー測定が可能
■4つのカロリメータポジションはカロリメータを最大4つまで搭載可能
■カロリメータは、サイズ、感度など様々な構成で利用可能
■独立したアクセサリを最大8つまで制御可能
■独立したプローブ/ソースインターフェース用の新しい電圧I/Oジュール
【仕様】
[サーモスタット]
■熱媒体:オイル
■カロリメータ数: 4
■温度範囲:4 ~ 150 ℃
■正確度: < ± 0.1 ℃
■長期安定性: < ± 100 μ ℃/24h
■スキャン速度: ≤ ± 2 ℃/h

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