化粧品、食品など
≪受付困難な試料形態≫
・水に溶解または拡散しない試料(口紅、ワセリンなど)
・水と反応して発泡する試料(入浴剤、発泡洗顔料、膨張剤など)
・ELISA法の実施が難しい試料(増粘多糖類、その他ゲル状に固まる性質のもの)
≪対象品目≫
卵、乳、小麦、大豆
≪検査方法≫
◆添加回収試験
対象品目の標準品(アレルゲン)を試料に添加し、計算どおりの数値が測定できるのかを確認します。
抗原-抗体反応を阻害するような物質が含まれている化粧品や食品において、より正確なタンパク質量を測定することが可能となります。
◆ELISA法
・FASPEKエライザII(モリナガ)
※卵キットは、卵白アルブミン測定用キットを使用します。
※乳キットは、カゼイン測定用キットを使用します。
・FASTKIT エライザ Ver.IIIシリーズ(日本ハム)
≪定量範囲≫
1〜20μg/g(総タンパク質濃度として)
※添加回収率補正後の濃度は、回収率によっては20μg/gを超える場合があります。
≪必要検体量≫
約200g