ヒスタミンは、ヒスチジンというアミノ酸から生成される活性アミンです。
鮮度の落ちた赤身魚や魚醤などは特に高濃度のヒスタミンを含むことがあり、ヒスタミン中毒と呼ばれるアレルギー様食中毒の原因となります。
当社では、魚肉及びその加工品などのヒスタミン濃度をご報告する、食品ヒスタミン検査を受託しています。
【検査の特徴】
◆検体中の「ヒスタミン濃度」を数値化
ヒスタミン中毒は、大人一人当たり22〜320mgのヒスタミンを摂取すると発症すると報告されています。また、CODEX委員会では、腐敗基準として検体の平均ヒスタミン濃度が100mg/kg以下であることを定めています。
当社では、酵素法により食品中のヒスタミン濃度を数値化します。
◆国際認証機関AOAC‐RIのPTM認証を取得した測定キットを使用
AOAC‐RIとは、国際的な分析法評価機関です。
当社では、AOAC‐RI PTM認証を取得した測定キットを使用しているため、海外への輸出をお考えのお客様にもご活用いただけます。
※詳細は、カタログ請求していただくか、ダウンロードからPDFデータをご覧ください。
基本情報
≪検査可能形態≫
生の魚肉、魚肉加工品、魚醤、ナンプラーなど
※ワイン、チーズ等の検査についてはお問い合わせください。
≪検査方法≫
酵素法
≪測定キット≫
・チェックカラーヒスタミン(キッコーマンバイオケミファ社)
※AOAC‐RI PTM認証取得
≪定量範囲≫
10〜150mg/kg(ヒスタミン濃度として)
※一般的に、魚醤はより高い濃度でヒスタミンが存在しているため、80〜1,200mg/kgでご報告します。
≪検体必要量≫
約100g
価格情報 | ◆食品ヒスタミン検査 ヒスタミン 14,300円(税抜 13,000円) ヒスタミン魚類アレルゲン(ELISA法)セット 104,500円(税抜 95,000円) ※ヒスタミン魚類アレルゲンセットについて、2検体以上の同時依頼の場合は、個別にお見積もりします。 |
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価格帯 | 1万円 ~ 10万円 |
納期 |
~ 1週間 ※ 受付日より5営業日で結果報告(ヒスタミン魚類アレルゲンセットをご希望の場合はお問い合わせください) |
用途/実績例 | 受け入れ時や出荷前の品質確認はもちろん、保管や流通条件の検証などへの活用も期待できます。 また、最近では、2020年11月に東京都福祉保健局から保育園での集団食中毒の報告がありました。ヒスタミンに起因した食中毒が懸念される場合や、お申し出への対応の他、日頃の品質管理にもお役立ていただける検査サービスです。 ≪事例紹介≫ ◆つみれなどに加工する前の、魚肉ミンチ中のヒスタミン濃度を確認したい。 ◆仕入れた切り身や魚肉製品のヒスタミン濃度を測定し、流通時の衛生管理が十分であるか確認したい。 ◆お客様からお申し出のあった製品について、ヒスタミン濃度を確認したい。 |
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