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【コンデンサ故障の原因解説】圧力弁が作動せず接地面から蒸気が噴出

最終更新日: 2023-06-06 14:49:10.0
圧力弁が作動する要件と安全確保のための規定を見直し、必要なスペースを確保!

当事例では、電源機器にスナップイン形アルミ電解コンデンサを使用し、
機器の薄型化のため、放熱板ヒートシンク とコンデンサ上部を密接させて
いました。

機器の異常時試験を実施するためにコンデンサに意図的に過電圧を印加した
ところ、コンデンサ上部にある圧力弁が作動せず発熱。その後コンデンサの
接地面から電解液の蒸気が噴出しました。

原因は、過電圧によりコンデンサがショートし、電流が流れて発熱したこと。

熱で電解液が気化しコンデンサ内部の圧力が上昇し、圧力弁が作動せず、
接地面にあったコンデンサの封口部から電解液のガスが噴出して基板の
配線パターンをショートさせ、スパークが発生して発煙しました。

【対策】
■圧力弁が作動する要件と安全確保のための規定を見直し必要なスペースを確保
■十分なスペースが確保できない場合には、コンデンサ側面に圧力弁を設けた
 タイプがおすすめ

※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。

基本情報

【あわせてご注意ください】
■コンデンサの圧力弁の近傍には圧力弁が作動するのに必要な空間を設けてください
■電解液は導電性であるため、配線及び回路パターンに付着すると回路がショートする
■作動した圧力弁が機器の筐体に接触すると入力電圧と筐体が繋がって地絡となる場合がある

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型番・ブランド名 【回路設計者必読の解説書】コンデンサ故障の原因と対策事例15選
用途/実績例 【コンデンサにこんな症状が見られたら故障です】
■ケースが膨張している(膨らんでいる)
■ケースに亀裂がある
■ケースと封口部との間に隙間がある
■圧力弁が作動した(圧力弁が開いた)
■ケースが破裂した
■熱い、発熱している
■煙が出ている
■液漏れしている
■異音が出ている
■異臭が出ている

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