電源回路のフィルムコンデンサがショートして発火しました。
事例では、交流回路に直流用の蒸着電極形フィルムコンデンサを使用。
交流電圧の実効値とコンデンサの直流定格電圧はほぼ同じでした。
このため、定格電圧を超える電圧がコンデンサに印加され続けて、
コンデンサがショートして発火しました。
【対策】
■交流用フィルムコンデンサに変更
■コンデンサの定格電圧は、交流周波数、電圧波形、電圧変動、
使用温度等を考慮して余裕度ある設定を実施
■直流電圧に交流成分を含む場合は、ピーク電圧よりも高い
直流定格電圧のものを選ぶ必要がある
※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。
基本情報
【あわせてご注意ください】
■フィルムコンデンサを高周波回路で使用とコンデンサが自己発熱する
■自己発熱が大きいと故障する場合がある
■周波数が高いほどフィルムコンデンサに流れる電流は大きくなるため
印加できる電圧が小さくなる
■コンデンサを特殊な波形で使用する場合、波形によって実効値が異なるため、
定格電圧の選定には注意が必要
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型番・ブランド名 | 【回路設計者必読の解説書】コンデンサ故障の原因と対策事例15選 |
用途/実績例 | 【コンデンサにこんな症状が見られたら故障です】 ■ケースが膨張している(膨らんでいる) ■ケースに亀裂がある ■ケースと封口部との間に隙間がある ■圧力弁が作動した(圧力弁が開いた) ■ケースが破裂した ■熱い、発熱している ■煙が出ている ■液漏れしている ■異音が出ている ■異臭が出ている ※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。 |
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