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【コンデンサ故障の原因解説】コーティングしたコンデンサが故障

最終更新日: 2023-06-06 14:51:35.0
対策は、コンデンサ全周をコーティング剤や樹脂で被覆しないことです!

使用中に電解液が漏れて基板の配線が短絡し、コンデンサが故障した
事例をご紹介します。

アルミ電解コンデンサの電解液は、稼働中に蒸発しガスが封口ゴムパッキンを
通じて大気中に放散。またアルミ電解コンデンサは圧力弁を備えています。

このため、コンデンサを樹脂などで覆ってしまうと、ガスの放散や圧力弁の作
動を妨げてしまいます。

この事例では、コーティング材が圧力弁を塞ぎ、圧力弁の動作を阻害したこと
でコンデンサの封口部が破損し、電解液が漏れだしました。

この結果、基板の配線が短絡しコンデンサが故障しました。

【対策】
■コンデンサ全周をコーティング剤や樹脂で被覆しない
■当社のアルミ電解コンデンサのほとんどは、最大10Gの振動加速度を与える
 振動試験に耐えることができる

※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。

基本情報

【あわせてご注意ください】
■アルミ電解コンデンサにワニスや樹脂などを使用する場合は、それらの材料と
 溶剤シンナーや添加剤などがハロゲンフリーであることをご確認ください
■フラックスや洗浄剤は十分に乾燥させてください

※詳しくはPDF資料をご覧いただくか、お気軽にお問い合わせ下さい。

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型番・ブランド名 【回路設計者必読の解説書】コンデンサ故障の原因と対策事例15選
用途/実績例 【コンデンサにこんな症状が見られたら故障です】
■ケースが膨張している(膨らんでいる)
■ケースに亀裂がある
■ケースと封口部との間に隙間がある
■圧力弁が作動した(圧力弁が開いた)
■ケースが破裂した
■熱い、発熱している
■煙が出ている
■液漏れしている
■異音が出ている
■異臭が出ている

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