『L-Dens 7x00シリーズ』は、コンパクトでありながら
高精度で高い安定性を誇るオンライン比重・濃度モニターです。
飲料・化学・各種オイルなど様々な液体や、スラリーなどにも対応。
計測した密度・温度から濃度値を換算することも可能です。
ステンレス、ハステロイ、タンタルを採用し、広範なプロセス媒体や
工業用途に対応した『L-Dens 7400』など多彩なモデルをご用意しています。
【特長】
■振動式密度測定方式の原理を採用
■濃度測定はBrix、Plato、エタノール濃度、APIなど様々なプログラムに対応
■多彩な取り付けアダプタをご用意。特注製作にも対応可能
■センサーから直接測定値を出力できるほか、表示変換機との併用、
研究目的に合わせた細かな制御・補正をかけることも可能
■工場での生産管理のほか、テストベンチなど研究開発の分野でも活躍
※アントンパールのプロセス用密度センサー DPRシリーズ、DPRnシリーズ、L-Dens 417、 L-Dens 427、 L-Dens 437は既に終売しております。L-Dens7000シリーズが後継機種になります。
基本情報
【L-Dens 7400の仕様】
密度レンジ 最大 3000kg/m3
温度レンジ -40 ~ 125℃
SIP温度 145℃ (最大30分)
サンプル 液体、液化ガス、スラリー
耐圧(絶対圧)最大 50bar (HP仕様で 180bar)※接続方法にも依存
密度再現性 0.02 kg/m3(※タンタルの場合:0.05 kg/m3)
温度精度 0.1℃
接液材質 HAS 仕様: ハステロイC-276
ステンレス仕様: ステンレス1.4404 (SUS316L相当)
センサー内径 6.3mm
環境温度 HMI付: -40 ~ 65 ℃
HMI無: -40 ~ 70 ℃
湿度 0 ~ 90 %RH (結露なし)
保護等級 IP 66 / NEMA 4X
供給電圧 SELV DC 24 V ± 20%
※この製品は、オンライン液体用振動式密度計・プロセス液体密度計・流体プロセス液体密度アナライザ・プロセス用精密密度センサです。また、真密度が測定できるセンサで、コリオリ式・浮子式・質量流量式ではありません。
価格情報 | 接液材質 防爆対応 出力形式 取付アダプターなどにより価格が変わります。 |
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価格帯 | 100万円 ~ 500万円 |
納期 |
お問い合わせください
※ 2か月程度 |
型番・ブランド名 | L-Dens7400(エルデンスななせんよんひゃく)オンライン密度、濃度センサー |
用途/実績例 | ・オイル、燃料のモニタリングとして 燃料の測定をすることで燃費計測用の密度値を提供できます。流量計だけでなく密度も加えることで正確な値を算出可能です。また、潤滑油の密度を連続測定することで交換時期の把握や歩留まりの向上を目指すことができます。 ・Brix計として シロップや製糖工程から、ダイエット系飲料まで幅広く1台で測定可能。精度が高く、安定性もよいので、測定値を制御に使用(フィードバック制御)することも可能です。 また、Oリング交換などのメンテナンスも不要です。着色汚れにも強く、CIP洗浄にも十分に対応できます。 ・スラリーの固形分濃度計として 蒸発残留物や、固形分測定として。液体と固体の密度差があるものであれば、濃度計としても使用可能です。ラインに流れている状態で、毎秒測定が可能なため、配合比のモニターや、基材の濃度調整などに使用可能です。測定値の安定性を見ることで、ミキサーの制御にも使用可能です。 ・酸、塩基、溶剤の濃度測定として 薬剤の濃度測定が可能です。2液の配合比によって密度が変化するため、密度計を濃度計として使用可能です。温度計も内蔵しているため温度補正も行います。 |
詳細情報
センサー内にU字型のチューブが内蔵されております。サンプルはU字管内を流れながら測定されます。内部に弁や駆動部がないため、サンプルが変質したり、汚染されることもありません。卓上式の密度計と同じ測定原理なため、サンプルテストを配管に接続することなくデモが可能です。
測定原理はJISやASTM、DINなどで規定されているデジタル式の密度測定方式(振動式密度測定方式)に準じています。ほかの測定方式と違って卓上型の密度計と同じ方式のため、高い精度と安定性を示すことができます。温度や流量の影響によりお困りの場合、お気軽にお問い合わせください。
L-Dens7400密度センサーは多彩な出力形式を選択可能です。多品種に対応したmPDS5表示変換機との組み合わせの他、センサーにPico3000を付属することでセンサーから直接測定値を出力させたり、画面操作部(HMI)を追加することで測定値を確認したり操作することも可能です。
配管接続アダプターが豊富なので、様々な測定方法を選択できます。配管に直接接続するインラインアダプターや、バイパス配管や直接配管に接続できるフランジなどございます。ご希望の接続方法についてはご相談ください。
校正以下の通りです。
出荷時:工場で1台ずつ校正されていますので、機差はなく、現地での校正作業は不要です。
使用時:ユーザーが直接測定値を校正することが可能です。濃度、密度の基準装置の値を入力するなどして、常にラボ機と同じ値を表示させることができます。ユーザーの多くが自主校正を行っています。トレーサビリティの取れた標準液で校正したラボ機を使用することも可能です。
また、毎日の抜き取り検査の結果を校正に利用することも可能です。オプションの自動校正のシステムにご興味がございましたら、お問い合わせください。
定期点検:定期的にアントンパールへご依頼いただく場合は、装置をラインから外してご返却いただければ動作確認を行います。装置をオーストリア本社工場へ送り、洗浄と出荷時と同じ精密な校正試験を行うことも可能です。
※アントンパールのプロセス密度計は密度専用センサーです。年間ドリフトなどがないため、長期間安定して測定でき、他の質量流量計の参照に使用することも可能です。
関連カタログ
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株式会社アントンパール・ジャパン