一般財団法人材料科学技術振興財団 MST

【分析事例】TDSによるステンレス中水素脱離量の分析

最終更新日: 2019-02-19 11:34:33.0
TDS(昇温脱離ガス分析法)で金属中水素の脱離量の評価が可能です

鋼材など多くの金属材料は、常温で結晶格子内を拡散する拡散性水素により劣化(水素脆化)することが知られています。今回は水素を添加したステンレス板(SUS316L)について、TDSで水素の脱離量を評価した例を示します。150℃付近の低温域で拡散性水素と考えられる脱ガスピークが確認されました。

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