鹿島EMC試験所は自動車分野を強化するために走行時を模擬した実負荷環境下でのEMC試験が可能な「EHV Chamber」2基備えた次世代モビリティ棟を建設し、2020年1月より業務を開始します。この設備増強により、CISPR 25 :2016 Ed.4 Annex I、ISO 11452-2 Ed.3 Clause 8、GB/T 36282対応のEMC試験が可能になります。
EMC試験の他、LV 124、LV 123、LV 148の試験が可能な高電圧設備を保有しています。また無線試験も提供しており、車両メーカーの求める試験をワンストップで受けられます。
次世代モビリティ棟は車載用電波暗室3基(EHV Chamber 2基を含む)、電気試験室3室を備えます。EHV Chamberは125 N・m/12、000rpm、動力吸収量170kWの実負荷までを再現できる固定型ダイナモメーターを搭載しています。ダイナモの減速機を暗室外側に配置するよう再設計し、電波暗室内に配置する金属物の大きさを最小限に抑えました。これにより金属物の影響をより受けにくい測定が可能です。
基本情報
【次世代モビリティ棟建設の背景】
米国、欧州で排ガス規制及び燃費規制が開始され、車の電動化は加速し続けています。「電動化」や「コネクテッド」が進み、走るコンピューターとなった自動車において、車載部品が動作する際に発せられる電磁ノイズによって車載部品同士が電磁干渉を起こせば重大な事故を引き起こしかねません。そのため、重要性が高まってくるのが、車載部品に対するEMC試験です。2016年10月には国際規格である「CISPR 25:2016 Ed.4 Annex I」においてEV/HV向け車載部品に関する評価方法が新たに追加されました。これにより、走行時を模擬した実負荷環境下でのEMC試験が必要となりました。さらに「ISO 11452-2 Ed.3 Clause 8」及び「GB/T 36282-2018」にも同様の試験が追加されました。今後ますます高まる国内需要に対応するため、次世代モビリティ棟の建設を決定しました。
【鹿島EMC試験所】
GM、Ford、JAGUAR LAND ROVER、MAZDAなどの認定試験所としての実績を積み、多くのエキスパートが専門的かつきめ細やかなサービスを提供しています。
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