血中に存在するヘモグロビンの触媒作用によって、過酸化水素水から遊離した酸素が、無色のロイコマラカイトグリーンを酸化させて緑色のマラカイトグリーンに変える反応を利用する方法です。
◆イムノクロマトグラフィー法
血液中のヘモグロビンが、抗ヒトヘモグロビンマウス抗体に補足されることを利用しています。
◆DNA解析(性別)
法科学鑑定でも使われる遺伝子領域の解析により、試料が男女いずれに由来するのか判定いたします。
◆DNA解析(ABO式血液型DNA検査)
それぞれの血液型を構成している塩基配列には、6つの塩基置換が知られています。その組み合わせを解析することにより、遺伝子型を判定いたします。
※ルミノール試験について
科捜研をはじめ信頼ある検査機関では、目に見える血痕に対してルミノール試験は行いません。何故なら「ルミノール試験」は、拭き取り処理等で見えなくなった血痕を推察するためのものだからです。
目視できる班痕に対してルミノール試験を行うことは、正式な法科学検査やDNA解析を阻害し、正しい結果を導けなくなるリスクを増大させてしまいます。