FRP強化コイル/耐環境性が評価され多くの採用実績/リプレースにも最適
風力発電システムに搭載される変圧器は、一般的な受配電設備に設置されるものに比べ、生涯のうちで電流や電圧の変化にさらされる回数が圧倒的に多く、その程度も相当大きなものになります。
さらに山間部や沿岸部、あるいは洋上といったところに設置されることが多く、風雨、温度変化、湿度、潮風などの影響を受けながらの運転となります。
リショーキャスト モールド変圧器なら、風力発電用の変圧器が直面する、これらの問題に対応することができます。
写真は、浮体式洋上風車のタワー内に搭載された、2300kVAの自冷式昇圧変圧器です。
さらに、コイルにはエアダクトを設けており、自冷式、つまり自然な対流で効率よく冷却できます。このため2000キロボルトアンペアといった大容量になっても、電動ファンを必要とせず、軽量・コンパクトな変圧器に仕上がりますので、既設の変圧器との交換も含めて、多くの採用実績があります。
価格帯 | お問い合わせください |
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納期 | お問い合わせください |
型番・ブランド名 | リショーキャスト 風力発電用 モールド変圧器 |
用途/実績例 |
風力発電システム用昇圧変圧器 ご要望により、下記のごとく、風力発電のさまざまな箇所に搭載される変圧器を設計・製造しており、多くの採用実績がございます。 〇ナセル内搭載用 〇タワー内搭載用 〇タワーに併設される屋内キュービクル搭載用 |
ラインアップ
型番 | 概要 |
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ナセル内搭載用変圧器 | |
タワー内搭載用変圧器 | |
陸上キュービクル搭載用変圧器 | |
陸上風車搭載用変圧器 | |
着床式洋上風車搭載用変圧器 | |
浮体式洋上風車搭載用変圧器 |
詳細情報
▲モールドコイルの断面
コイルをガラス繊維で強化し、その間隙の隅々までに低粘度エポキシ樹脂を真空引きしながら含浸させた後、熱硬化させていますので、FRPで強化された格好の頑強なコイルに仕上がります。
▲独自のエアダクト
コイルの内部には、エアダクトを設けていますので、自然な空気の対流で効率よく冷却できます。2000kVAといった大容量になっても、冷却ファンを必要としないコンパクト設計が可能ですので、タワーやナセルなど、限られたスペースに搭載することができます。
コイルを絶縁するエポキシ樹脂には「自己消火性」を付与しています。万一周囲で火災が発生しても、引火や爆発の心配がありません。
エポキシ樹脂は接着剤としても使用されることから、端子など金属部品との密着性に優れ、隙間(ギャップ)から異物が侵入しません。
ナセル内搭載のイメージ
浮体式洋上風車のタワー内に搭載されるイメージ
リショーキャストモールド変圧器は、コンパクトに設計できますので、交換の際は、分解することなく、既設のハッチからタワー内へと格納することができます。
利昌工業ではこれまで、リショーキャスト変圧器が過酷な環境におかれることを想定した、さまざまな試験を行い、良好な結果を得ております。
風力発電用途としては、国際規格(IEC 60076-16/風車用変圧器)に定められた電圧クラスで制作いたします。
また同規格が要求する、耐候性(Climatic class)、耐環境性(Environmental class)、燃焼挙動性(Fire behavior class)に係る仕様についてのご相談も承ります。
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