利昌工業株式会社

特別高圧モールド変圧器の現地組み立て

最終更新日: 2022-02-08 10:55:33.0

  • カタログ

パーツで搬入、現地で組み立て

 その昔「地下鉄の電車はどこから入れたの?」という漫才がありましたが、電気室にある変圧器を増設あるいは交換するにあたり、搬入経路が塞がっていた…といったケースが、ままあります。
 電気室が地下にあると、搬入用エレベータの重量制限といった問題が出てくるケースもあります。
 利昌工業ではこのような場合、変圧器を「鉄心」や「コイル」といったパーツで搬入した後、現地で組み立てるという方法でお応えすることができます。
 絶縁油を使用せずガラス繊維で強化した頑強なモールドコイルを持つリショーキャスト変圧器だから実現できたもので、その一例をご紹介します。

 変圧器の現地組み立ては、電気室での作業スペースや、そこまで搬入する経路の幅や高さなど、ご需要家様ごとに条件が異なります。
 利昌工業では、変圧器のサイズを搬入経路や設置場所の事情に合わせたり、さらに鉄心やコイルといったパーツで搬入した後、現地で段取り良く組み上げることができたり、といった特別設計でお応えした実績があります。
 本稿でご紹介する事例では、資材搬入用エレベータの重量制限という問題にも直面しました。
 鉄心を組み立てた状態では制限重量を超過します。そこで鉄心を構成するパーツ(電磁鋼板)の格好で搬入した後、現地で積み鉄心に組みあげました。
価格帯 お問い合わせください
納期 お問い合わせください
型番・ブランド名 リショーキャスト変圧器
用途/実績例 変圧器の追加あるいは更新にあたり搬入経路に制約がある場合、ご相談ください。

詳細情報

パーツとして搬入されたモールドコイル。ガラス繊維強化エポキシ樹脂で絶縁された、頑強なコイルです。

モールドコイル.jpg

鉄心を構成する電磁鋼板。エレベータの重量制限に鑑み、これを何度かに分けて搬入しました。

鋼板.jpg

現地で組み上げた鉄心。完成品は重量が約2トンになるため、エレベータの制限重量を超えます。そこで数百枚の電磁鋼板を何度かに分けて搬入したあと、その場で「積み鉄心」へと組み上げました。

鉄心くみあげ.jpg

コイルを挿入するため、いったん上部の鉄心(ヨーク)を取り外した状態。

鉄心.jpg

鉄心の断面。「鉄損」を減少させるため「一本もの」の太い棒ではなく、薄い鋼板を何枚も重ねた「積み鉄心」です。現地で積み重ねました。

断面.jpg

慎重にコイルを挿入

コイルセット.jpg

コイルはかなり厳しいクリアランスでセットされます。

クリアランス.jpg

一次コイルと二次コイルで1セット。都合6つのコイルを現地でセットしました。

セット完了.jpg

現地組み立てを終え、所定の場所にセットされた、23kV特別高圧、1500kVAモールド変圧器

所定の場所に設置.jpg

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特別高圧モールド変圧器の現地組み立て

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