オーバートルク防止用ヘッド交換式プリセット形トルクレンチYCL2

最終更新日: 2022-09-29 16:38:58.0

2段モーションの「カチン」で【締めすぎを防止】。東日のオーバートルク防止用ヘッド交換式プリセット形トルクレンチYCL2シリーズ

■オーバートルク防止ヘッド交換式トルクレンチYCLは、1975年に開発され世界中で愛用されています。
◎開発の経緯
・特に急いで締め付けを行うと、カチンの後もねじを締めてしまう場合があります。
・そこで最初のカチンの後も14度クッション的に作動し、余裕を持って締め付け完了できるトルクレンチとしてYCLが開発されました。
※2012/12にYCLはYCL2シリーズにモデルチェンジしました。
☆詳細製品情報は外部サイト（東日WebサイトのYCL2製品情報ページ）をご覧ください。
■東日製作所は1954年に日本で初めてプリセット形トルクレンチのＱＬ型を開発しました。（注）
（注：国立科学博物館産業技術資料データベース　から）

東日　オーバートルク防止用ヘッド交換式プリセット形トルクレンチYCL2シリーズのホームページへ

基本情報

東日オーバートルク防止ヘッド交換式トルクレンチYCL2は、一般のプリセット形トルクレンチでは勢い余って締めすぎてしまう場面でもオーバートルクを防止します。
■独創のオーバートルク防止メカニズム
◎オーバートルクをシグナルとクッションの2段モーションで防止します。
・設定トルクに達するとトグルが作動しカチンと約５度動きます。
・それ以上締め付けを続けると約14度空転します。
■業界屈指の品揃えを誇る「東日の交換ヘッド」が使用可能。１本のトルクレンチでスパナ・リングスパナ・ラチェット・フックスパナ・モンキータイプなど、用途に合わせてヘッド交換ができる省コストトルクレンチです。
■トルク目盛付きのプリセット形。簡単に「カチン！」のトルク変更ができます。
■5〜180Ｎｍまで7機種あります。
■精度：±3％、校正証明書つき。
■ISO6789-2017の校正手順に準拠。◎安心な日本製。

価格情報	￥44,650～￥175,600（税別）機種によって異なります。
納期	お問い合わせください ※ 東日製作所のWebサイトで在庫状況を公開しています。https://www.tohnichi.co.jp/stock_price_inquiries?category=12&item=244
型番・ブランド名	東日YCL2シリーズ
用途／実績例	■タクトが短く・品質も両立させる組立作業。 ■一般のクリック式トルクレンチではオーバートルクしてしまう場合。 ◆ラチェットヘッドの空転式単能形トルクレンチQSPCAシリーズでは締め付けが困難な「配管」などスパナヘッドが必要な場合。 ■ポカヨケ用のLS（有線式リミットスイッチ）付きのYCLLSや世界の多くの国で使える無線ポカヨケのYCLFHにも対応実績が豊富です。お問い合わせください。 ☆日本国内の航空機産業向けやアメリカ輸出用にはアメリカン単位（lbf・in等）、アジア輸出用にはメトリック（kgf・m等）仕様の製作実績が多数あります。

ラインナップ

型番	概要
YCL10N2X10D	トルク調整範囲：5-10N・m
YCL20N2X10D	トルク調整範囲：10-20N・m
YCL40N2X12D	トルク調整範囲：20-40N・m
YCL70N2X12D	トルク調整範囲：35-70N・m
YCL90N2X15D	トルク調整範囲：45-90N・m
YCL140N2X15D	トルク調整範囲：70-140N・m
YCL180N2X19D	トルク調整範囲：90-180N・m

詳細情報

東日の「YCL2シリーズ」はRoHS指令対応製品です。
東日のオーバートルク防止用ヘッド交換式トルクレンチ「YCL2シリーズ」全機種は、欧州RoHS（特定有害物質の使用制限）指令に適合しており、グリーン調達や輸出管理が簡便になります。

設定トルクに達するとトグルが作動して「カチン！」とともに約5度の間トルクが低下します。
この1段目クリックで締付完了しても問題ありません。
さらに締め続けても設定トルクを超えることなくトルクは上昇し、2段目のクリックが発生します。
図のように１段目クリックから19度（5度+約14度）までは設定トルクを超えることはないので、余裕を持って締め付けを完了することができます。

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